SEO対策って難しいテクニックだったり、コンサルで外注してもらわないと運用できないと思っている方も多いです。
それはそうです!正解はGoogleだけが知る(神のみぞ知る)のがSEOです。
ですが、多くの企業や個人webメディア運用者がさまざまな検証を行い
「これではないか」と正解に近づくというものがSEOの研究です。
今回の記事は多くのアフィリエイトブログ運営者も公開している「収益化ブログのSEO対策」というテーマです。
私の記事の独自性を先に紹介しますね。
本記事の独自性
- 本業では7年間webメディアを運用中
- メディア規模は検証精度が高い1000万PV規模/月間
- 100を超える施策数の経験から記事を編集
- SEO初心者にもわかりやすい例で解説
それでは、収益化を目指してお付き合いください!
そもそもSEOとは?
まずはSEOの定義からいきましょう!そんなに難しくないです。専門書っぽくない表現でいきますね。
SEOを一言で言えばGoogleへの対策
SEOとは「Search Engine Optimization(サーチ エンジン オプティマイゼーション)」の略称。
「Google」を代表する検索エンジンで表示される結果で、自分のサイトが上位表示されるよう最適化することがSEO対策です。
言い換えれば「自分のブログサイトを検索上位表示させるための施策」です。
補足情報
検索エンジンはGoogle以外にもありますが、日本におけるほとんどのユーザーはGoogleを利用しています。
Google:75.03%
Yahoo!:24.2%
その他:0.51%
Yahoo!はGoogleの検索エンジンを利用しているため実質Googleの対策で全てがカバーできることになります。
Google対策は理念をサイトで体現すること
Google検索エンジンの存在意義は
検索するユーザーが求めている情報を検索結果で表示させることです。
その上で、Googleをたくさん使用してもらうためには
検索結果が求めている情報であるかの精度を高める必要があります。
そのため、GoogleはAI「RankBrain」を導入し、以下の2点を自動学習するクローラーを使って検索結果の精度を上げています。
- 検索クエリ(検索キーワード)の理解
- ユーザーの検索結果に対する満足度の測定
このAIによる評価ルールを理解してサイト設計、施策として展開することがGoogle対策となります。
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Googleが掲げる10の事実
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- 1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
- 遅いより速いほうがいい。
- ウェブ上の民主主義は機能する。
- 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- 世の中にはまだまだ情報があふれている。
- 情報のニーズはすべての国境を越える。
- スーツがなくても真剣に仕事はできる。
- 「すばらしい」では足りない。
このGoogleの理念を理解してサイトに表現することがGoogle対策となります。
そして、次が重要なのですが
Googleは何よりもユーザーファーストであることです。
Googleは当初から検索するユーザーが第一優先であり、利便性をとことん追求した会社です。
そのため、Googleの理念を体現 = ユーザーの満足度が高いサイトという図式になります。
私たちブログ運営者はSEO集客(検索エンジンを利用して集客すること)を使うならば
Google対策=ユーザーファースト
を目指す必要があるとわかります。これがSEO対策の全てです。
ブログでSEO対策をする目的
Googleの理念とSEO対策の全容を理解したところで次の話です。
では、私たちブログ運営者がSEO対策をする目的はなんでしょうか?
自分の記事を評価してもらうため
前提として、ブログ運営者が書くべき記事は「想定したユーザーが絶対に問題解決できる内容」であるべきです。
その上で、記事が検索上位にならないのは
ユーザーが有益な情報を逃している=損している
と言えますよね。
逆に言えば、自分の記事が検索上位にならないのは
ユーザーの問題を解決できる内容ではないからです。
ユーザーファーストを基に、記事コンテンツを工夫することがユーザーの利益になる。これがブログにおけるSEO対策の目的です。
知っておくべきブログ運営SEO対策:サイト編
それでは順番に本記事の本題であるSEO対策の実践内容を解説していきます。
SEO対策まとめ:サイト編
- 1.検索キーワードの分析
- 2.サイト構造の最適化
- 3.ドメインパワー
- 4.記事構成でSEO対策をする
- 5.情報は生鮮食品!メンテナンスが大事
1.検索キーワードの分析
メモ
検索ボリューム:検索数の多さ
検索クエリ:検索キーワードのこと
テールワード:検索キーワードで3~4番目のキーワード(右側/尻尾の方)
検索需要が多い=悩みを抱える人が多いと言えます。その需要から解決していきたいのですが、競合メディアも同様の記事を書いています。
そのため、個人ブログはさらに
具体的な悩みや疑問に答える記事を作ってユーザー利益を作りましょう。
これがテールワード記事/ずらしワードと呼ばれる運用方法です。
検索クエリ数は右に行くほど具体的になる
例としてこちらの検索クエリでGoogleの検索窓を叩いたとしましょう。
サッカー ドリブル
ビッグワードはサッカー、ドリブルです。
この時点ではドリブルの種類、やり方などあらゆる疑問があるためまだ抽象的です。
次のテールワードで「練習」がありました。
つまり、このクエリを叩いたユーザーはドリブルの練習方法が知りたいとわかります。
アフィリエイト的なアプローチ
ここまでで、練習方法や動画、練習場所を紹介する記事を作るのはまだ不完全です。
表面的なニーズは練習方法を知りたいかもしれませんが
本質的なニーズは「サッカーを上手くなりたい」です。
この本質的なニーズを分析し、最適な商品やサービスを紹介するのがアフィリエイトブログです。
2020年のSEO交流セミナーのレポート
大手企業のSEO担当が集う交流会セミナーに出席してきました。(Yahoo!/楽天/Livedoorなど)気になった内容を書いていきますね!結構、多くのブログが間違えたSEO対策をしているとわかりますよ!
h1(タイトル):キーワード密度が高い=シンプルな方が高評価
サイト設計:ユニット型が好ましい(1記事完結ではなく親>子のカテゴリ階層関係)
見出しの多量キーワード:キーワードが多いというよりトピックが認識しやすいから評価されている
画像:ユーザーが理解しやすい画像は依然として評価が高いがオリジナルが好ましい
専門性/権威性/信頼性:依然として評価が高い
おすすめキーワードツール
- ラッコキーワード:第2,3キーワードを含め検索キーワードを一覧で表示。
- Googleキーワードプランナー:検索ボリューム(検索量)がわかるツール
- Rank Tracker:キーワードに対して自分のメディアの検索順位を確認できる
- Googleトレンド:どのツールよりもリアルタイムで検索需要を数値で表示。
- Googleサーチコンソール:自分のメディアを登録して検索順位の確認、メディアに来た際の検索キーワードを確認できる。
2.サイト構造の最適化
記事の検索順位を決めるのはGoogleのindexクローラーです。
つまり、ロボットがユーザーと同じルートで記事を閲覧、評価して帰っていくわけです。
ですが、肝心のサイトがぐちゃぐちゃだとクローラーは迷子になってしまいます。
つまり、ユーザーも迷子になるから疑問を解決できない=ダメなサイトだと評価するわけです。
そのためにもサイトマップは重要。
例.サイト=家で想像する
まずは住宅展示場の家を想像しましょう!
玄関=トップページから入ってきて寝室のクローゼット中の毛布を取り出して出て行く。これが健全な動きです。
ですが、玄関からいきなりトイレに誘導され、次に寝室、そしてクローゼットの中にはテレビがあったらびっくりしますよね。
ユーザーはクエリを入力して色々なページから訪れます。
家の場合はクローゼットの中の毛布や布団に訪れることになります。
そのクローゼットにテレビやテーブルがあるのって邪魔でしかなく時間を無駄にしてしまいます。
故にクローラーはBAD評価をつけるわけです。
必ず寝室には寝室に関連する家具を置くのと同じで、サイト内のカテゴリには同じ記事グループを入れましょう。
きっちり整理されたサイトマップはユーザーもクローラーも迷わず回遊できて有益なサイトだと評価してくれます。
3.ドメインパワー
ドメインはサイトの住所のようなものです。
サイト自体のパワーを数値化したものをドメインパワーと言います。
SEO対策のひとつで重要なドメインパワーの強化を覚えておきましょう。
よくある「ブログは続けなきゃ意味がない」の理由
多くのブログでも言われている「ブログは続けなければ意味がない」というのは
このドメインパワーが関わってきます。
ドメインパワーの素となる要素はこちら
- ドメインの権威性
- ドメインの専門性
- ドメインの年齢が高い
ドメインの権威性
これは、質の高いサイトから被リンク(リンク設置してもらう)ことで高めることができます。
また、SNSによる拡散後の流入負荷でも、同様にインフルエンサーによる被リンクとして扱われます。
ドメインの専門性
特化型ブログが収益化に向いていると言われるのは、この専門性が高いからです。
サイト内のテーマが一貫していて、流入ユーザーが色々な情報を得るチャンスが多い=専門的に網羅されているというGoogle評価を得られるからです。
故に、不要なコンテンツは削除するくらいの方がドメインパワーにつながります。
ドメインの年齢が高い
とにかく新興ドメインはGoogleに評価してもらえる機会が少ないです。
当たり前ですが、記事数が少なくコンテンツ量の少ないならば権威性も専門性もないため
「ユーザーを満足させるコンテンツはまだない」と評価されても仕方ありません。
ブログ界隈の謳い文句でもある「100記事書いてスタートライン」とは
Googleが評価するに値するドメインだと判断された=ドメイン年齢がそこそこな状態になったタイミングがちょうど100記事目安ということです。
4.記事構成でSEO対策をする
記事は一貫して=関係が成り立つ
見出し | イコール関係、並列関係、階層関係が成り立つ |
---|---|
h2 > h3 > h4 | 検索キーワードの抽象→具体的というキーワード濃度と同じ配列順で見出しの階層関係が成り立っている そのため、抽象→具体という関係に加えて重要→些細というSEO的な階層関係も成り立つ |
クエリに対する答えのタイトル、h2、h3、テキストは必ず=関係が成り立つ必要があります。
ワイン 食事 おすすめ
と言う、クエリに対して
タイトルはワインに合うおつまみ
なのにワインの正しい保存方法などのコンテンツがあるのは解答としてずれています。
それはワインの正しい保存方法とおすすめワインクーラーなど別の記事で紹介すれば良いです。
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5.情報は生鮮食品!メンテナンスが大事
ブログを初めて運営する方に知ってほしいのはこちらです。
もし自分が 英検を受けようと思って日程を調べたとします。
しかし、検索結果にあるのは去年の日程だったらどうでしょうか?
不満足ですよね。
記事内容は必ず古くなるもの…
記事の内容は必ず古くなります。そして、評価するクローラーとユーザーは新しい情報が載っていなければBAD評価をします。
そのため、記事は定期的にリライトが必要です。特に、日付を入れたりしてるなら要注意です。
クローラーは最新情報があると判断すれば良い評価をしてくれます。
つまり、定期的なリライトで記事情報がユーザーに有益な状態ならば、Googleも検索順位を上げてくれる。というわけです。
これはフレッシュネスアルゴリズムと呼ばれています。
補足情報
私は本業では月間500~1000万PVのメディアを運用しています。
競合サイトを自分のサイトの記事にない情報がないか常にチェック、あれば自分で確認し、付加価値をつけて記事更新をします。
更新は毎日やるくらいで検索順位を毎日トラッキングしていると1位や2位など常に変動します。この変動がフレッシュネスアルゴリズムによるものです。
検索順位チェックに便利なツール
RankTrackerというツールは検索順位のトラッキングが可能です。順位の変動は記事内容の不足がないか?競合サイトが新しいコンテンツを追加していないかなどチェックする機会を提供してくれます。気になったらどうぞ!
流入キーワードからリライト要素を見つける
サーチコンソール(通称:幸子)の正しい使い方はこれです。
幸子はGoogleの検索状況というより、自分のサイトにどのようなクエリでユーザーが訪れたから記録してくれています。
流入キーワードと記事で想定したクエリに乖離があればユーザーの疑問に答えていないと判断できるのでリライト要素を見つけられますよ。
知っておきたいブログSEO対策:実践編
サイト設計といった大きな話ではなく、小さいけど日頃から意識して取り組むべき内容を紹介していきます。
SEO対策まとめ:実践編
- 1.ユーザーが読みやすい=クローラーも高評価
- 2.キーワード濃度を知っておく
- 3.discription設定は必ずしよう
- 4.お知らせやメニューにリンクを置こう
- 5.誰が書いたのか提示しよう
- 6.回答がない記事は書かない
1.ユーザーが読みやすい=クローラーも高評価
画像:ユーザーとGoogleどちらにも認識させる
alt属性でクローラーにも画像を教えることは重要です。特に、クローラーはソースコードで記事を読むためalt属性があるとなしでは画像の認識が0か100になります。
画像:tinypngで解像度を圧縮する
自分が検索して表示された記事を読む際に、ずっと読み込みしていたらどうでしょう?
他のサイトに行きますよね(戻るボタンを押す)
ページの読み込み速度はGoogleが重要指標と明示しています。
理由はユーザーの利便性に影響するからですね。
記事内で使う画像は必ず圧縮して少しでも容量を軽くしておきましょう。
ページ読み込み速度はGoogleの無料サービスで計測できます。
内部リンクが最適化されている
ユーザーが読んでいてさらに知りたい情報だとわかる正しいリンクを貼る。無理矢理な誘導はユーザーもクローラーも嫌います。
2.キーワード濃度を知っておく
よくあるタイトルの文字数が長い記事
クエリという問いに対してあれもこれも回答ですといえるタイトルはユーザーもクローラーも評価できません。
シンプルの問いに対する答え!といったタイトルにするべきです。
また、検索クエリの並び順で検索ボリューム=濃度が決まっているため、タイトルも同じ配列を意識しなければ評価されません。
例.サッカー ドリブル 練習というクエリ
タイトル:練習したいドリブルを紹介!これでサッカーも上手くなる
これでは本質的なサッカーが上手くなりたいクエリへの答えが重要ではなさそうだと判断されます。
また、検索結果表示でも肝心のサッカーが上手くなるテキスト要素は表示されないのでユーザーはクリックしてくれません。
3.discription設定は必ずしよう
検索結果表示の時にタイトルの下にある小文字のテキストがdiscriptionです。
これは記事の概要を表していて、内容が自分の探すものと一致するならクリックしてくれるための仕様。
有益だとGoogleが評価する要素としてクリック率です。
ユーザーがクエリに対してクリックした割合が高ければ疑問に答えた記事だと判断するため、検索順位を上げてくれるという流れです。
4.お知らせやメニューにリンクを置こう
サイト内におけるリンクパワーなるものがあります。
色々な記事で関連すると判断されたら有益な情報なのだとクローラーが判断するため、適切な内部リンクが多い記事はリンクを設置してくれた記事からパワーを貰えるわけです。
このリンクパワーを受けられるのはグローバルメニュー、サイト内横断枠が該当します。
全記事にリンクが表示されるため、記事が増えれば増えるほどリンクパワーが増加、検索結果への評価鎌上がるという仕様です。
アフィリエイトブログにおいては収益記事をグローバルメニューに設定するのがおすすめです。
5.誰が書いたのか提示しよう
Googleでは、正しい知識や情報を検索ユーザーに届けたいと考えています。
そのため、コピペやニュースの引用だけで作られたニワカ記事は情報の信用ができないと判断し、評価を下げられます。
多くのブログで一時ソース、第一情報やオリジナリティが大切といわれるのはそのためです。
では、Googleが評価するのはどのような記事なのか?
専門的で権威がある人が書いた記事です。
なぜなら、情報を信頼できるからです。
アフィリエイトブログでよく見るあれ
この記事の信頼性、この記事の筆者などプロフィールが目次上に設置されてますよね。
これは、記事を書いた人の専門性と権威性を提示しているわけです。
そのため、ブログのジャンル選びは自分が熱く語れるようなものでなければ情報の信用がないため失敗してしまいます。
いくつか記事を作ったらプロフィール設定をしてみましょう!
記事の信用度を上げるプロフィールを設定することで、ユーザーもクローラーも「この記事を書いた人がこんな人なら内容も信用できるな!」と評価してくれます。
試しになんでもいいので生活アイテム名 おすすめと検索してみましょう。
マイベストという企業サイトが表示され、記事を読むと専門家が検証したよって専門性の提示が最初にあります。
6.回答がない記事は書かない
原則としてクエリ=問い、回答=タイトル/大見出しです。
タイトルとして汎用的に使えるのは
〜とは?〜ってどうなの?/実際に使って評価/こうすればできる
などクエリに対する答えを設定しましょう。
自分が検索窓にクエリを入れて叩いた時を想像しましょう。
サッカー ドリブル 練習 で検索しても記事タイトルにシュートの打ち方なんて設定された記事をクリックしますか?
しませんよね!
【サッカー】ドリブル上達はどんな練習方法が良い?試合に勝てる基本技の種類とコツ|子供向けor低学年向け
などがタイトル例になります。
自分が初心者だと自覚していて練習すれば試合で活躍できるのか!という感じで
ユーザーが想像できたらクリックされるのでタイトルには問いに対する答えを設定しましょう。