ブログを立ち上げたら早速記事を書いていきたいところですが…。
記事作成の前に、皆さんは色々なブログを見て記事構成を研究したり多くの成功ブロガーの「記事の書き方」という記事を見ると思います。
そこで!私の紹介するライティング解説の独自性を先に紹介したいと思います。
本記事の独自性
- 本業で月間1000万PV数を稼ぐアドセンス型メディアを運用中(7年のキャリア)
- 社内のライティング研修も担当している
- 記事テンプレを2種類に絞ったことで初心者でもわかりやすい
- 物販系アフィリエイトで使いたい記事テンプレを解説
- キーワード選定(クエリ分析)を初心者向けに解説
- 成約に繋がる本質的な需要を見つける例を紹介
SEOを考慮したキーワード選定(クエリ分析)から記事の構成の作り方など初心者でもわかる丁寧な解説で紹介していくので是非実践してみてください。
収益化を一緒に狙いましょう!
こんな方におすすめ
- WordPressでブログを立ち上げた人
- 収益化ページの作り方を調べている人
- ライターの外注はせずに自力で運用したい人
- どんな記事を書いたら読んでもらえるのか知りたい人
- 難しい記事構成よりシンプルな記事テンプレが知りたい人
- キーワード選定なるやり方を知りたい人
- クエリ分析の例を知りたい人
記事テンプレは2種類用意する
前提として、アフィリエイトブログと日記のようなブログの違いを紹介します。
アフィリエイト | 日記ブログ | |
---|---|---|
特徴 | ユーザー視点の記事が重要 読者の問題/悩み/課題/願望に応えた記事を作成する 解決方法の一つとして商品やサービスを紹介する 収益は商品購入/サービス契約の成果で得る |
ライター視点の記事がメイン 自分の体験や持論などを紹介する 読者は共感や反論することで評価する 読者=ファンで成り立つ 収益はページ閲覧数(PV数) |
上記から、アフィリエイトで収益化を狙うならばユーザーの問題解決ができる記事コンテンツが必要です。
問題解決型の汎用テンプレ
問題解決型のテンプレの紹介です。
前提として、読者は忙しい!と思っておきましょう。(これ大事)
なぜなら、一刻も早く問題や悩みを解決したくてGoogle検索をしているわけですから、記事の上部に知りたい答えがないとすぐに帰ってしまいます。
上記からテンプレはこのような構成となります。
step
1タイトル:課題/問題は~なのか?回答文
タイトルは検索キーワードで見つけた悩みや課題などを疑問文で展開、回答も付けて設定します。
タイトルで答えが書いてあるのとないのではクリック率が大きく変わるので意識しましょう。
検索結果は膨大にありますが、タイトルで記事を読むべきか品定めする際に参考となります。
step
2h2:答えを書く
まずは答え=結論を記載します。ファーストコンテンツに結論を設置しなければユーザーは離脱します。
step
3h3:理由や具体例を書く
結論の根拠となる理由や具体例を書いていきます。ここで並列関係となるh3が並ぶことになり、全て「=関係」が成り立つことで記事に一貫性が出てきます。
step
3h2:解決方法の一つを紹介する
実際に自分の体験や口コミなどを用いて読者の改善策を紹介します。ここでマネタイズのアフィリエイト案件広告を設置して誘導します。
上記よりわかるのは
ココがポイント
読者は悩みを検索する→解決方法を読んでもらう→そのためのサービスや商品を教える
このフローがなければ広告のクリックはおろか成約はできません。
選定系記事テンプレ
次に初心者向けなテンプレです。
人間は生活していたら何かを選んで購入しなければ生きていけません。
その際に買うべき商品を選びますが
ココがポイント
商品を買う or 買わないの選択ではなく
どの商品から買う
という選択肢を提示してあげることが収益化に必要です。
例.企業サイト「my best」
良い選定テンプレの例は「my best」という企業サイトのページです。
構成は
- 1.商品の選び方・ポイント
- 2.おすすめランキング/比較表
- 3.商品の個別説明
となっています。選定系/おすすめ系記事で理想的なテンプレです。
独自性(オリジナリティ)を加えなければ企業サイトなので勝てませんが、このテンプレは今読んでいるあなたも真似するべきです。
「自転車 子供用」
というクエリ(検索キーワード)で商品をお薦めしようと思ったら既にmybestが作成している可能性が高いです。
では、独自性を出すならば
ココがポイント
2歳の子供が初めて使う「自転車 子供用」
女の子に人気の「自転車 子供用」
といったさらに具体的・限定的な選定をすることで差別化/付加価値と優位性が出てきます。
キーワード選定
記事作成の流れ
- キーワード選定 ←ココ!
- 見出しを考えて記事構成の骨組みを作る
- コンテンツの肉付けをする
キーワード選定とは、検索キーワードから需要や悩み、解決したい問題を分析する事を意味します。
検索キーワードは左から右になるにつれて
抽象的&需要が高い → 具体的&需要が少ない
といった仕様があります。
具体的な課題のヒントとなる第2,第3キーワードから記事のテーマを決めましょう。
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ツールを利用してキーワード調査
キーワード収集ツールはたくさんあるので活用したいです。
時事性が高い場合は検索エンジンのキーワードがリアルタイムで更新されるツールなのかも重要ですが、アフィリエイトブログならば1週間前後で更新されるキーワードツールで十分です。
おすすめキーワードツール
- ラッコキーワード:第2,3キーワードを含め検索キーワードを一覧で表示。
- Googleキーワードプランナー:検索ボリューム(検索量)がわかるツール
- Rank Tracker:キーワードに対して自分のメディアの検索順位を確認できる
- Googleトレンド:どのツールよりもリアルタイムで検索需要を数値で表示。
- Googleサーチコンソール:自分のメディアを登録して検索順位の確認、メディアに来た際の検索キーワードを確認できる。
例.検索クエリ「サッカー ドリブル」でキーワード収集
解説例を紹介します。
試しに「サッカー ドリブル」で検索してみるとプルダウンでテールワード(第3キーワード)がいくつか表示されました。
出現したキーワードは
練習 コツ 基本 種類
でした。
それではツールでも他のキーワードを収集してみましょう。
さらに細かく第4キーワードも確認ができて
練習:練習方法,初心者,メニュー,低学年
コツ:子供,初心者,ジグザグ
基本:基本技,練習
種類:技,フェイント
でした。
ネガティブなクエリを狙う
アフィリエイトブログでは課題解決をすることが成約率につながるため、基本的にはネガティブなクエリを記事テーマにしましょう。
知りたい事っぽくないクエリでも
「固有名詞」 ってできるの?
などの疑問文にする形式で問題解決型のテンプレに落とし込めます。
例.サッカー ドリブルをテーマ設定
検索ユーザーの課題はドリブルの習得となります。
よって、テーマは
ドリブルが上手くなるための方法
となります。
クエリをグルーピングする
グルーピングとは、多くのクエリを同じグループ(カテゴリ/意味合い/類似性)分けする作業の事です。
羅列されただけの検索クエリをグルーピングすることで、知りたい事や悩みをカテゴリに分ける=見出し設定をできるため記事構成に繋げることができます。
見出しの中がバラバラな内容だと記事として残念なことになるのでグルーピングはとても大事。
例.サッカー ドリブルをグルーピング
それではグルーピングしてみます。
練習とコツ、基本と種類は同じグループ要素となります。
理由として、練習とコツはどちらも「うまくなるための方法が知りたいクエリ」、基本と種類は「ドリブルってどんなものがあるのか知りたいクエリ」で共通しているからです。
グループ | クエリ |
---|---|
練習 コツ |
練習方法,初心者,メニュー,低学年,子供,初心者,ジグザグ |
種類 基本 |
基本技,フェイント |
表面的ではなく本質的な目的を考える
アフィリエイトブログで最も重要なのはこの
本質的な課題の発見です。
表面的な課題はキーワードで提示されているため誰でもわかることです。
アフィリエイトで検索ユーザーが商品やサービス契約まで行動を起こすためには、さらにその先の
課題ができたらどうなりたいのか/どのようなメリットがあるのか
まで想定して回答と案件の紹介をする必要があります。
表面的な課題 | 検索キーワードでわかる課題 例.サッカー ドリブル:ドリブルが上手くなりたい |
---|---|
本質的な課題 | 検索キーワードの課題達成後の目的 例.サッカー ドリブル:ドリブルが上手くなって試合に勝つ/サッカーが上手くなる/プロ選手になる |
例.サッカー ドリブルの本質的な課題
表にも書いたのですが、ドリブルが上手くなる本質的な課題・願望は
ドリブルが上手くなればサッカーが上手くなる、それによって試合で活躍したり勝つことが目標。さらにプロ選手になりたいことが将来的な願望
となります。
よくあるブログでの例は
薄毛に悩む → 治療をして発毛・育毛が達成される(表面的な解決) → 女性からモテたい(本質的な課題)
などです。
課題解決の先にあるメリットは検索キーワードではわからないので想像力を働かせて自分ならどうなりたいかな?
という感じで考えてみましょう!そこにアフィリエイト案件の設置のヒントがあります。
課題達成後に得られるメリットを考えたら各社ASPでアフィリエイト案件を探してみましょう。
おすすめASP
- もしもアフィリエイト
:Amazon/楽天など難易度が低い物販が可能
- A8.net
:業界大手で最多案件数
バリューコマース:Yahoo!ショッピング提携可能。他社で提携できなかった案件も提携できた事あり
- afb
:美容系ジャンルが多く女性におすすめ
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参考【ブログ運営】おすすめのASPは?得意ジャンルと案件数に応じて厳選
はてなアフィリエイトブログをはじめたいけど、ASPって何?登録するならどこがおすすめなの? こんな疑問に答える記事です。 どのASPがおすすめ? サービス比較 ココがポイント アフィリエイトブログを始 ...
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記事の骨組みを作る
記事作成の流れ
- キーワード選定
- 見出しを考えて記事構成の骨組みを作る ←ココ!
- コンテンツの肉付けをする
それではグルーピングしたクエリから見出しを作っていきます。
よくあるブログの解説で
見出しにはキーワードを入れよう!
とありますが、無理矢理キーワードを入れてるのではなく、グルーピングした検索クエリで見出しを立てたら自然と見出し=検索キーワードとなるわけです。
h1:タイトル例 | 【サッカー】ドリブル上達はどんな練習方法が良い?試合に勝てる基本技の種類とコツ|子供向けor低学年向け |
---|---|
表面的な課題 | ドリブルが上手くなりたい |
本質的な課題 | ドリブル上達で試合に勝つ/サッカーが上手くなる/プロ選手になる |
h2:大見出し | ドリブルの練習方法 |
h3:見出し | 初心者向けのドリブル練習方法 |
h3:見出し | 子供(低学年)向けのドリブル練習方法 |
h2:大見出し | ドリブルの種類|基本技から応用技まとめ |
h3:見出し | 基本技一覧と習得のコツ |
h3:見出し | 応用技一覧と習得のコツ |
h2:大見出し | マネタイズ:ドリブル上達に役立つスポーツ用品 プロ選手が教えるスクール |
h3:見出し | 活躍するプロ選手も最初はドリブル習得から始まった ドリブルが試合での活躍を決めるといっても過言ではない…etc |
シートでh2h3までの見出しまで作る
私の場合はGoogleが無料で提供しているスプレッドシート(複数人同時編集が可能な表計算)で見出しや記事コンテンツを入力、置換処理関数で記事を生成しています。
記事生成に関してはこちらで紹介しています。
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参考【初心者向け】ワードプレスで収益化ブログを作るまでの手順を丁寧に紹介
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見出しの意味とコンテンツを図式で解説
しっかりとグルーピングできたか答え合わせが必要です。
先程少し紹介しましたが、見出しの整合性がなければ記事は残念なものになります。
見出し | イコール関係、並列関係、階層関係が成り立つ |
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h2 > h3 > h4 | 検索キーワードの抽象→具体的というキーワード濃度と同じ配列順で見出しの階層関係が成り立っている そのため、抽象→具体という関係に加えて重要→些細というSEO的な階層関係も成り立つ |
見出しは=と並列簡易が成り立つ
試しにサッカー ドリブルの見出し例を見てみましょう。
h2大見出し「ドリブルの練習方法」に対して下の階層となるh3「初心者向けのドリブル練習方法」「子供(低学年)向けのドリブル練習方法」はイコール関係が成り立っています。
また、h3「初心者向けのドリブル練習方法」「子供(低学年)向けのドリブル練習方法」は並列関係でもあります。
さらにいうと、h2という抽象的なグループの中に具体的な「初心者の~」「子供の~」という見出しができていて抽象→具体的という検索キーワードの仕様ともマッチしています。
見出しタグの使い方
h2:大見出し | 検索キーワードで第2キーワードで使う |
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h3:見出し | h2大見出しの理由や根拠、h2大見出しの疑問文に対する回答として使う |
h4:小見出し | h3見出しの関連情報は補足説明で使用する。SEO的な役割:h4はクローラーが認識することはほぼないため重要度は低い |
コンテンツを加えていく
記事作成の流れ
- キーワード選定
- 見出しを考えて記事構成の骨組みを作る
- コンテンツの肉付けをする ←ココ!
必要な画像を追加/作成する
まっさらでテキストだけの記事を見たらどう思いますか?
うわ!文字たくさんあってひきますわ…
ってなりますよね。
アフィリエイトブログに限らず、webコンテンツをテキスト主体で作るならば
読者は自分が思っているほどテキストを読まない
と思っておきましょう。
本業の研修では、スマホ画面で4行までしかテキスト部分の段落(pタグ)は書かないようにというルールを設けています。
では、読者が記事をみてしっかり情報を理解できる要素は他に何があるでしょうか?
画像です!
それも一眼でわかる画像出なければ設置しても意味がないため、h2,h3コンテンツの真下に関係のない画像を設置してもユーザー体験を損なうと覚えておきましょう。
SEO対策における画像の役割
Googleのページ評価でも画像は重要です。適した数の画像が記事になければ評価が下がってしまいます。設置する画像が記事内コンテンツと関係がありますよ!とクローラーが認識できるようにする処理は画像タグにある「alt属性」にテキストで画像ファイルの名前を記載することです。クローラーはソースコードで記事を読むため、alt属性で画像を認識します。
強調したい箇所に文字装飾をする
読者はテキストをほとんど読まないと言いました。
しかし、重要な箇所を文字装飾で強調することで、部分的に視覚情報を捉えることができます。
本業のライティング研修では
見出しと赤字だけで記事の全容を理解できるように作りましょう
と紹介しています。
つまり、赤字の乱用はNG!です。
文字装飾が乱立すれば見栄えが悪くなるだけではなく、強調文だらけだと相対的に平凡化してしまい強調の意味がなくなるからです。
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参考【アフィンガー6の使い方】ライティングで必要な文字装飾はどうやるの?記事作りに必要?【初心者向け】
はてな女子アフィンガー6を導入したけど文字装飾はどうやるの?色文字などを使うメリットや必要性はありますか? こんな疑問に答えていきます。 こんな方におすすめ ブログ運営を開始してアフィンガー6を使って ...
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テーブルとリストの違い
記事コンテンツでデータや知って欲しいことなど多くの情報を見やすくする工夫として表(テーブル)と箇条書き(リスト)があります。
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メリット | デメリット | |
---|---|---|
テーブル | データを網羅できる カスタマイズしやすい |
データが揃わない× 重要な箇所が見にくい |
リスト | 視覚的にわかりやすい チェックリストで活用 完成まですぐ書ける |
情報量が少ない カスタマイズできない |
内部リンクを追加して関連情報に誘導する
最後に内部リンクの設置です。
これは、サイトマップにおける親カテゴリ、子カテゴリのサイト階層=内部リンクだと思いましょう。
親カテゴリは例として
ブログ運営で役立つツール
だとしましょう。
この場合の子記事は
- WordPressのおすすめテーマまとめ記事
- WordPressで絶対に入れたいプラグインまとめ
- 収益化で必須のおすすめASPまとめ
- SEO対策で役立つ検索順位トラッキングツール
- 記事作成で役立つキーワード収集ツールまとめ
などが該当します。
ということは、まとめページ(ハブページ)である親カテゴリのブログ運営で役立つツール記事の中には箇条書きにした内容が見出しとして並んでいて、それぞれの記事リンクが設置されているのが良いですよね。
サイトマップに従った内部リンク
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この順番でリンクが貼られているのがGoogleクローラーも評価してくれるサイトマップと内部リンク状態です。